5年越しでも俺の気持ちは変わらない
「もしかしてずっとそこに、?」
「うん 心配で離れられなくて」
時計を見るとかれこれ1時間ほど経ってた。
早川くんはその間ずっとここに…?
助けてくれただけでもすごく嬉しいのにまさかここまでしてくれるなんて…
人が良いにも程がある。
なのに…
私は少し前までチャラい人だって…。
まるで偽善者のようなことを言ってた。
今ならわかる。
早川くんがそんな人のはずないって,
「本当にありがとう! おかげで助かった!
でもごめんなさい…。私前まで早川くんのことただのチャラい人だって思ってた、、」
「ははっ ももちゃんは正直だね」
早川くんは一瞬目を見開いたあと大きく笑い声があげた。
「でも今は全然違うよ! すごく印象変わった」
そう。ちゃんと印象が変わったってことも伝えないと!
「ほんと?」
「うん! だってみんなに優しいとはいえここまでしてくれる人なんだもん 真の優しさだよ!
早川くんは素敵な人だね!」