エリート脳外科医の溢れる愛妻渇望~独占欲全開で娶られました~
五階に到着するとスタッフステーションで名前などを記入して、館長のいる部屋へと向かう。
ゆっくりと扉を開けるとそこはどうやら大部屋のようだ。四つほどのベッドが並んでいて、すべて埋まっている。私以外にも面会に来ている人がいるようで和やかな話し声が聞こえる。
館長の姿を探すと、窓際のベッドにいた。何やら管に繋がれているようだけど、その様子はわりと元気そうだ。
主治医の先生が来ているようで、ふたりで何やら話をしている。
「おお、来てくれたのか」
館長が私の姿を見つけると、軽く手をあげる。それに合わせて主治医の先生も振り向いた。
ふんわりとしたショートスタイルの黒髪に、すっきりとまとまりのある小顔。身長も高いし、なかなかの爽やかイケメン。どこか元彼のかけると雰囲気が似ていて、私の好みのタイプだ。
「可愛らしい方ですね。梶さんのお孫さん?」
イケメン先生に‟可愛らしい”と言われてしまい、私の胸がきゅんとときめく。すると、ベッドに座っている館長が「違う違う」と首を振った。
「彼女は職場の子だよ」
「梶さんの職場っていうと……ああ、港町図書館の方か」
イケメン先生が私を見てにこりと頬笑む。
ゆっくりと扉を開けるとそこはどうやら大部屋のようだ。四つほどのベッドが並んでいて、すべて埋まっている。私以外にも面会に来ている人がいるようで和やかな話し声が聞こえる。
館長の姿を探すと、窓際のベッドにいた。何やら管に繋がれているようだけど、その様子はわりと元気そうだ。
主治医の先生が来ているようで、ふたりで何やら話をしている。
「おお、来てくれたのか」
館長が私の姿を見つけると、軽く手をあげる。それに合わせて主治医の先生も振り向いた。
ふんわりとしたショートスタイルの黒髪に、すっきりとまとまりのある小顔。身長も高いし、なかなかの爽やかイケメン。どこか元彼のかけると雰囲気が似ていて、私の好みのタイプだ。
「可愛らしい方ですね。梶さんのお孫さん?」
イケメン先生に‟可愛らしい”と言われてしまい、私の胸がきゅんとときめく。すると、ベッドに座っている館長が「違う違う」と首を振った。
「彼女は職場の子だよ」
「梶さんの職場っていうと……ああ、港町図書館の方か」
イケメン先生が私を見てにこりと頬笑む。