極上御曹司はかりそめ妻を縛りたい~契約を破ったら即離婚~
「悪いがあの旦那、澪音を拘束したがるばかりで、澪音のことは全く考えていないように見える。
僕なら澪音の夢を叶えてあげられるし、支えられる。
……僕じゃ、ダメかな」
テーブルの上で、彼が私の手を握る。
裕一郎さんが私を、そんな目で見ているなんて知らなかった。
「私は……」
もしかして、裕一郎さんの言うとおりなんだろうか。
古渡さんは私を喜ばせるのに一生懸命で。
私のことをいつも考えてくれていて。
――私のフランス行きには反対で。
私の不安な気持ちには少しも気づいてくれなくて。
「……私は」
裕一郎さんは黙って、私の次の言葉を待っている。
指を絡めて握ってこようとする手を、必死に否定していた。
「……考えさせて、ください」
結局、それ以外は言えなかった。
迷い込んだ迷路は、同じところをぐるぐる回っている。
「澪音にとって、いい機会だと思うよ。
いい返事、待ってる」
僕なら澪音の夢を叶えてあげられるし、支えられる。
……僕じゃ、ダメかな」
テーブルの上で、彼が私の手を握る。
裕一郎さんが私を、そんな目で見ているなんて知らなかった。
「私は……」
もしかして、裕一郎さんの言うとおりなんだろうか。
古渡さんは私を喜ばせるのに一生懸命で。
私のことをいつも考えてくれていて。
――私のフランス行きには反対で。
私の不安な気持ちには少しも気づいてくれなくて。
「……私は」
裕一郎さんは黙って、私の次の言葉を待っている。
指を絡めて握ってこようとする手を、必死に否定していた。
「……考えさせて、ください」
結局、それ以外は言えなかった。
迷い込んだ迷路は、同じところをぐるぐる回っている。
「澪音にとって、いい機会だと思うよ。
いい返事、待ってる」