極上御曹司はかりそめ妻を縛りたい~契約を破ったら即離婚~
裕一郎さんが立ち上がり、出ていってもそのまま座っていた。
裕一郎さんなら私が夢を叶えるのになんの心配もいらない。
それに、こんなに不安にならなくていい。
「アイツとフランスへ行くのか」
さっきまで裕一郎さんがいた場所に誰かが座り、顔を上げる。
そこにいた古渡さんはさっきまでとは一変し、また不機嫌になっていた。
「……聞いて、いたんですか」
「聞こえただけだ」
悪びれもせずに彼が答える。
きっと、最初からそうするつもりだった癖に。
「なら、これは無駄になったな」
バサッ、と目の前に書類らしき束が投げ捨てられた。
手に取ってみたそれは、フランス留学の資料のようだった。
「フランスへでもどこへでも、勝手に行けばいい」
はっ、と吐き捨てるように目のあった古渡さんが笑う。
「留学別居中に俺の浮気が原因で離婚なら自然なシナリオだ。
ああ、妻が留学先で浮気の方がいいか」
裕一郎さんなら私が夢を叶えるのになんの心配もいらない。
それに、こんなに不安にならなくていい。
「アイツとフランスへ行くのか」
さっきまで裕一郎さんがいた場所に誰かが座り、顔を上げる。
そこにいた古渡さんはさっきまでとは一変し、また不機嫌になっていた。
「……聞いて、いたんですか」
「聞こえただけだ」
悪びれもせずに彼が答える。
きっと、最初からそうするつもりだった癖に。
「なら、これは無駄になったな」
バサッ、と目の前に書類らしき束が投げ捨てられた。
手に取ってみたそれは、フランス留学の資料のようだった。
「フランスへでもどこへでも、勝手に行けばいい」
はっ、と吐き捨てるように目のあった古渡さんが笑う。
「留学別居中に俺の浮気が原因で離婚なら自然なシナリオだ。
ああ、妻が留学先で浮気の方がいいか」