極上御曹司はかりそめ妻を縛りたい~契約を破ったら即離婚~
心配そうに訊いてきた彼へ、微笑み返す。
「契約のキスです」
「澪音!」
再び、彼からきつく抱き締められた。
甘い香水の香りとそれに混ざる彼の体臭が、私を酔わせる。
「あーあ。
やっぱりダメだったか」
不意に、裕一郎さんの声が聞こえてきて、ここは人通りの多いロビーだったと我に返る。
慌てて離れたら、あきれ顔の裕一郎さんが見ていた。
「まあ、そうだろうとは思ったけどさ。
飛行機、行っちゃうから僕は行くねー。
お幸せにー。
あ、気が変わったらいつでも連絡してねー!」
ひらひらと手を振りながら出国口へと進んでいく裕一郎さんにあたまを下げた。
昔から冗談好きだった彼だけに、どこまで本気だったのかわからない。
「……えっと」
「とりあえず、帰るか」
さっきから周囲の視線が、痛い。
私は恥ずかしくて仕方ないのに、古渡さんは平然と歩きだした。
「……恥ずかしく……」
「契約のキスです」
「澪音!」
再び、彼からきつく抱き締められた。
甘い香水の香りとそれに混ざる彼の体臭が、私を酔わせる。
「あーあ。
やっぱりダメだったか」
不意に、裕一郎さんの声が聞こえてきて、ここは人通りの多いロビーだったと我に返る。
慌てて離れたら、あきれ顔の裕一郎さんが見ていた。
「まあ、そうだろうとは思ったけどさ。
飛行機、行っちゃうから僕は行くねー。
お幸せにー。
あ、気が変わったらいつでも連絡してねー!」
ひらひらと手を振りながら出国口へと進んでいく裕一郎さんにあたまを下げた。
昔から冗談好きだった彼だけに、どこまで本気だったのかわからない。
「……えっと」
「とりあえず、帰るか」
さっきから周囲の視線が、痛い。
私は恥ずかしくて仕方ないのに、古渡さんは平然と歩きだした。
「……恥ずかしく……」