極上御曹司はかりそめ妻を縛りたい~契約を破ったら即離婚~
私は嘘つきです。
彼のことなんてちっとも愛していません。
嘘をついた罰としてこれからクリスマス、人々を幸せにするためのケーキを焼くことだけに費やしますので許してください。
指環の交換で彼から左手薬指に指環が嵌められる。
……まるで、一年間私を縛る、奴隷の鎖みたいだ。
なんて考えていた。
「では、誓いのキスを」
古渡さんがゆっくりとベールを上げる。
と、いきなり、腰をぐいっと抱き寄せられた。
右手が私の顎を持ち上げ、彼の顔が近づいてくる。
慌てて目を閉じると同時に唇が重なった。
「……」
が、しかしながら彼がなかなか離れない。
こそっと足でも踏もうか、なんて考えだした頃、ようやく離れた。
「……もうキスできないなんて、残念だ」
私にかろうじて聞こえる声で呟き、彼が祭壇へ向き直る。
私もブーケを握る手をぶるぶると震わせながら前を見た。
彼のことなんてちっとも愛していません。
嘘をついた罰としてこれからクリスマス、人々を幸せにするためのケーキを焼くことだけに費やしますので許してください。
指環の交換で彼から左手薬指に指環が嵌められる。
……まるで、一年間私を縛る、奴隷の鎖みたいだ。
なんて考えていた。
「では、誓いのキスを」
古渡さんがゆっくりとベールを上げる。
と、いきなり、腰をぐいっと抱き寄せられた。
右手が私の顎を持ち上げ、彼の顔が近づいてくる。
慌てて目を閉じると同時に唇が重なった。
「……」
が、しかしながら彼がなかなか離れない。
こそっと足でも踏もうか、なんて考えだした頃、ようやく離れた。
「……もうキスできないなんて、残念だ」
私にかろうじて聞こえる声で呟き、彼が祭壇へ向き直る。
私もブーケを握る手をぶるぶると震わせながら前を見た。