大正蜜恋政略結婚【元号旦那様シリーズ大正編】
「津田さん。女は男以上に頑張らないと、〝だから女は〟とすぐにほざく輩がいるの。気合入れてね」
「松尾さん、いきなり厳しいですって」
高山さんがこぼしているが私はうなずいた。
「もちろん頑張ります」
「そろばんは使えるのね? 早速だけど、これが正しいかどうか検算してもらえる?」
「承知しました」
私は渡された書類の束の計算を黙々と始めた。
「津田さん。……津田さん?」
「はっ、申し訳ありません。お呼びになりましたか?」
高山さんに声をかけられてハッと手を止める。
「よかった」
「なにが、でしょう?」
「もう二時間も没頭してるから心配になったんだよ。それにしても、すごいね」
彼は私の机の上の書類を手に取り、なぜか感心している。
「驚いたわ。こんなに早いとは。この間違い、高山さんの書類ばかりね」
松尾さんが口を挟むと、高山さんが苦笑いして頭をかいた。
「松尾さん、いきなり厳しいですって」
高山さんがこぼしているが私はうなずいた。
「もちろん頑張ります」
「そろばんは使えるのね? 早速だけど、これが正しいかどうか検算してもらえる?」
「承知しました」
私は渡された書類の束の計算を黙々と始めた。
「津田さん。……津田さん?」
「はっ、申し訳ありません。お呼びになりましたか?」
高山さんに声をかけられてハッと手を止める。
「よかった」
「なにが、でしょう?」
「もう二時間も没頭してるから心配になったんだよ。それにしても、すごいね」
彼は私の机の上の書類を手に取り、なぜか感心している。
「驚いたわ。こんなに早いとは。この間違い、高山さんの書類ばかりね」
松尾さんが口を挟むと、高山さんが苦笑いして頭をかいた。