大正蜜恋政略結婚【元号旦那様シリーズ大正編】
彼はあっという間に私の着物を脱がし、脚に力が入らず座り込んだ私を抱き上げて風呂に浸かった。
「と、敏正さん……。恥ずかしいです」
彼に背を向け胸を隠したものの、簡単に引き寄せられて足の間に収まってしまう。
「全身真っ赤だ。今日はあきらめなさい。俺のしたいようにする」
「あっ……」
必死に胸を押さえているつもりだったのに簡単に振り払われて、彼の大きな手が私の胸をやわやわと揉みしだき始める。
「お前は体を交えるときは緊張気味だからね。少し酔ったくらいがちょうどいい。理性なんて飛ばして、思う存分啼きなさい」
「はぁっ……んんっ」
お酒が入ると、敏感になるのだろうか。
彼が触れるたびに体がびくびく震え、甘い溜息が漏れる。
普段なら必死に声を我慢するのに今日はそれもままならず、次第に荒ぶる吐息も隠せない。
「郁子。こっちを向いてごらん」