大正蜜恋政略結婚【元号旦那様シリーズ大正編】
体をくるっと回されると瞬時に唇が重なる。

やはり酔っているせいだろうか。
いつもは恥ずかしくてたまらないのに、もっと彼が欲しい。

私は彼の首のうしろに手を回して、夢中で舌を絡ませ合った。


「そんなに煽られたら、二階まで我慢できない」
「あ……っ」


抱き合って座ったまま一気に貫かれ、背をしならせて悶える。


「郁子。俺だけの、郁子……」
「あぁっ、だめっ……」


激しく下から突き上げられてあられもない声が出てしまうが、どうにも止められない。

理性の欠片なんてどこかに飛んでいってしまい、ただ激しい行為に悶えるだけ。


「必ず仕事を成功させて、お前と幸せになる。ずっと一緒だ」
「はい。どうかおそばに……んんっ」


再び唇が重なると、涙があふれてきて止まらない。


「郁子、つらいのか?」
「違い、ます。幸せ、すぎて……あっ」


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