大正蜜恋政略結婚【元号旦那様シリーズ大正編】
男に注目していると、敏正さんのとんでもない発言が耳に届いて驚きのあまり腰が抜けそうになる。
私が筆頭株主? どういうこと?
「父上が金を借りたあの男。そこらじゅうで詐欺行為をして、警察が追っていました。株の買い占めに使った金も、法外な利子を吹っかけられてはいませんか?」
「そ、それは……」
途端に歯切れが悪くなった父は図星をさされたのだろう。
「郁子を売って、後悔したはずです。父上! あなたはくだらない自尊心のために、また同じ過ちを繰り返すのですか? いくら妻の父上でも、許せない。これ以上郁子を窮地に追い込むのなら、縁を切ってください。泰子さんと貫一くんは私が引き受ける」
敏正さんが悔しそうに啖呵を切る姿を、呆気に取られて見ていた。
「津田さん、ご協力ありがとうございました。取り調べを行い、結果をご報告します」
私が筆頭株主? どういうこと?
「父上が金を借りたあの男。そこらじゅうで詐欺行為をして、警察が追っていました。株の買い占めに使った金も、法外な利子を吹っかけられてはいませんか?」
「そ、それは……」
途端に歯切れが悪くなった父は図星をさされたのだろう。
「郁子を売って、後悔したはずです。父上! あなたはくだらない自尊心のために、また同じ過ちを繰り返すのですか? いくら妻の父上でも、許せない。これ以上郁子を窮地に追い込むのなら、縁を切ってください。泰子さんと貫一くんは私が引き受ける」
敏正さんが悔しそうに啖呵を切る姿を、呆気に取られて見ていた。
「津田さん、ご協力ありがとうございました。取り調べを行い、結果をご報告します」