大正蜜恋政略結婚【元号旦那様シリーズ大正編】
男を捕まえた紋付き袴姿の男性が敬礼するので目が点になる。
まさか、警察の人?
「お願いします」
敏正さんが丁寧に頭を下げると、あの男とともに五十人近くの男性がぞろぞろと出ていく。
全員が警察官? なんなの、これ?
壇上の父も私と同様、唖然としてあたりを見回している。
「敏正くん、あとは任せてもいいかい?」
「はい。ご協力、ありがとうございました」
「うん」
一ノ瀬さんは敏正さんに一任したあと、立ち尽くす私の前までやってくる。
「郁子さん。敏正くんから説明があると思いますが……。彼は今朝、郁子さんのつらそうな顔に胸が押しつぶされそうだと話していました。どうか、敏正くんの話を冷静に聞いてやってはくれませんか?」
「は、はい」
「それでは失礼します」
一ノ瀬さんは私に優しく微笑みかけてから広間を出ていった。
残ったのは、敏正さんと父、一橋さん、そして私。
まさか、警察の人?
「お願いします」
敏正さんが丁寧に頭を下げると、あの男とともに五十人近くの男性がぞろぞろと出ていく。
全員が警察官? なんなの、これ?
壇上の父も私と同様、唖然としてあたりを見回している。
「敏正くん、あとは任せてもいいかい?」
「はい。ご協力、ありがとうございました」
「うん」
一ノ瀬さんは敏正さんに一任したあと、立ち尽くす私の前までやってくる。
「郁子さん。敏正くんから説明があると思いますが……。彼は今朝、郁子さんのつらそうな顔に胸が押しつぶされそうだと話していました。どうか、敏正くんの話を冷静に聞いてやってはくれませんか?」
「は、はい」
「それでは失礼します」
一ノ瀬さんは私に優しく微笑みかけてから広間を出ていった。
残ったのは、敏正さんと父、一橋さん、そして私。