大正蜜恋政略結婚【元号旦那様シリーズ大正編】
「でも……。今まで苦労してきたのは敏正さんや津田紡績の方々です。三谷家は口を出すなと制されても、なにも言えません」
三谷家への気遣いがありがたすぎる。
しかし、本来評価されるべきは敏正さんや骨を折ってきた側近の人だ。
「俺はいいんだよ。郁子という最高のご褒美をいただいたんだからね」
彼は不意に私の額に唇を押しつける。
それが照れくさくてたまらないのは、彼の確固たる愛を感じるからだ。
「それに、出向する津田の社員も新しい仕事への期待で目を輝かせている。三谷商店の手助けを始めた頃はそっぽを向かれていたんだが、風向きが変わったのは郁子の話をきっかけに江戸切子を扱い始めてからなんだ」
「どうしてですか?」
三谷家への気遣いがありがたすぎる。
しかし、本来評価されるべきは敏正さんや骨を折ってきた側近の人だ。
「俺はいいんだよ。郁子という最高のご褒美をいただいたんだからね」
彼は不意に私の額に唇を押しつける。
それが照れくさくてたまらないのは、彼の確固たる愛を感じるからだ。
「それに、出向する津田の社員も新しい仕事への期待で目を輝かせている。三谷商店の手助けを始めた頃はそっぽを向かれていたんだが、風向きが変わったのは郁子の話をきっかけに江戸切子を扱い始めてからなんだ」
「どうしてですか?」