Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
~西口華菜side~

「うわっ。ああ華菜か?どうしたんだ?」

校舎をでて、グランドから遠い場所を選び、校門まで走ってたら、誰かとぶつかった。

「荻野せんせ…」

そして荻野先生を見るともうこらえてたものが耐えきれなくなって涙があふれだした。

「え?おい?どうした?」

荻野先生は小さいころから知ってる。

よくお父さんを訪ねてきてた。わたしのこともかわいがってくれて、よく庭のコートで指導してくれたものだ。
めちゃくちゃバスケはうまかったし、プロに行くって思われてたけど大学の時に交通事故でひざをやってしまい夢をあきらめ、今は綾川の男バスの監督をやっている。

「先生。わたしどうしたらいいかわかんないよ。」

「何があったんだ?」

わたしが泣き続けるもんだから、先生はほんとに心配になってきたらしく、真剣な表情で聞いてくれた。

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