Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
華菜の顔が女に見えた。
華菜が女になった気がした。

ハッとした俺はがばっと華菜を俺の体から離して壁に押し付けた。

「女は信用できねぇ…」

俺は頭がおかしくなりそうだった。

「え?」

そしたら華菜が一瞬目を見開いて俺を見た。

そして華菜と目があったら…苦しくなって…目をそらした。

「ごめん。華菜。やっぱり俺…華菜が女になるのが耐えられねぇ。」

華菜を直視できなかった。

なんで?
なんでこんなにつらいんだろう?

「ごめん…」

「わかった…」

華菜が小さな声でつぶやいた。

「先…帰るね…」


そして華菜は足早に俺の前を去っていった。

俺は頭をぐしゃってかきむしった。

まだピンクのウイッグが頭にのってて、あほらしくなってはぎとった。


つらい…
どうしても女を見ると幼いころに何度も見た母親の顔が重なる。

女を許せない俺は…どうしたらいい?



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