Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~


「そうそう。よくわかってきたじゃん。」

「うん。なんとなくわかったかも。」

アスリート課のくせに勉強がかなりできる直登。
特に英語はびっくりするくらい。
あたりまえか…帰国子女だし。

2年の初中間テスト前に直登と図書館にて勉強中だ。

家はお互い。まずい。

うちはお父さんがいつ帰ってくるかわからないし、直登の家には新しくできた妹がいる。

だから、直登の家の近くにあった、公共の図書館に勉強スペースがあるっていうのでそこに来ることにした。

「で、こっちが過去形にしたらいいんだよね。」

「ま、そういうことだな。」

「わかった。ほんとうれしい。」

にこって笑ったら、直登が瞬時にキスを仕掛けてきた。

「ちょ…っと。ここ、まずいって。」

小声で言うけど、にやって笑って、教科書に目を落とした。

「それよりさ。これ教えて。古文は鬼にしか思えねぇ。」

直登に苦手なものがあるとしたら国語くらいのものだ。特に古文は大の苦手。あんな言葉日本語じゃねーしっていつもプリプリ起こってる。

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