Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
「どれ?」

「ここ。変格活用この世から失せろ。」

「ふふ…」

「笑いごとじゃねーし。」

「だって、直登がわからないのってほんと古文くらいだよね。」

「こんな言葉現代社会においてどーでもいいことだろ?いらねーって。」

「まーね。そうなんだけど…」

笑ってたら、誰かの声がした。

「直登。」

勉強部屋になってるところは、4から6人くらいが座れるテーブルが各それぞれパーテーションで区切られていて、ついたてが立っている。

ついたての位置によっては見えないが、ちょっとずれたら座っているわたしたちが見えたりもするのだ。

直登の大きな体が見えたらしく、声をかけてきたのは…。

「さくら?何?こんなとこ来てんの?」

直登の新しい妹のさくらさんだった。
会うのははじめてだ。

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