Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
「お願いします。直登、古文できないって困ってるので。わたしそんなに勉強できるわけじゃないんで教えてあげられないし。」

「そう?いいの?ほんとに?」

「ええ。」

そしたらさくらさんはストンと直登の前に腰を下ろした。

で、古文の教科書を開いてる直登に向き合った。

「で?何がわからないの?」

「お、おういいのか聞いても?」

「何でも聞いて。一応これでもこの間の模試では学年5位だから。」

5位…すごい。
あの特進で5位なんだ…。

「じゃぁ聞く。古文なんもわかんねぇ。とにかく全部だ。」

「は?いくらアスリート科だからってひどいもんね。それじゃ。」

「ああ。ほっとけ。」

「いいわ。教科書あけて。」

で…
その日はさくらさんのすばらしくわかりやすい講義のおかげで古文をすさまじく理解したわたしたちだった。

「おまえ、先生になれるんじゃね?」

「そのつもりよ。」

「うそ。マジ?」

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