Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
「その攻め方があったか。中條どうする?」

荻野監督は最後は絶対中條さんの意見を聞く。
最終決断をするのは監督だけど、最大限選手の意見を取り入れようとしてくれるのが荻野監督だ。

「奥村に一票。です。」

「じゃぁそれでいくぞ。みんなにも周知しておいてくれ。」

「はい。」

荻野監督が行くと、俺たちも立ち上がり、中條さんが俺の肩に手を置いた。

「奥村の意見ほんとありがたいよ。ありがとう。」

「いえ。」

部室を出ようと扉を開けたところで、華菜が部室前に立っていた。

「あ、お疲れ様です。」

「おつかれ。」

中條さんはごく普通な感じで華菜に返事して、立ち去ろうとした。

部活中だし俺も華菜に特に声かけることもなく去るつもりだった。

「あ、そうだ。華菜。」

しばらく歩いたとこで中條さんが振り向いて華菜を呼び止めた。

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