Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
「顔に出てるよ。あの新しい妹のせい?」

隆哉の目が直登たちの方を示した。
わたしもそちらを見ると、今度は腕組んで撮影中だ。

「わたし、顔怖い?」

「まあね。」

「ごめん。見なかったことにしておいて。勝負事嫌いとか言っといて、勝負しちゃったから…負けるんだ。」

「あー…そういうことね。」

「けど…負けたくなかったの。」

なんで、さくらさんにはこんなにむきになるんだろう…。

「今まで負けっぱなしだから。悔しかったの。」

絶対泣かない。
こんなとこで。

「そっか…。ま、俺だって奥村に負けっぱなしだからね。」

「そんなこと…」

「華菜は負けてないよ。ほら立ちなよ。」

隆哉が手を差し伸べてくれたので、その手をとって立ち上がった。

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