Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
平常心で走ってたら絶対抜けていた距離だった。

けど…
足がうまく動かなかった。

あと一歩…のとこで…抜けずに隆哉にバトンリレーした。


何やってんの…わたし…。

上がる息で三角座りして隆哉が走るのを見てたけど、直登を抜くことは出来なくて…結局わたしたちのチームは2位に終わった。

アンカーが走り終わったゴール付近では1位になった直登のチームがハイタッチして喜んでる。

さくらさんが直登とハイタッチして、さらにツーショットで写真撮ってもらってるの見て、思わず目を逸らした。

勝負事きらいなわたしが勝負なんて挑むからじゃん…。

「どうしたのさ。華菜。」

後ろから隆哉の声。

「なんか…焦ってるように見えたけど?」

振り向いた。
ら、隆哉がやれやれという顔をした。

< 314 / 343 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop