Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
~奥村直登side~

それは…穴だった。

まさか…さくらのことそういうふうに…華菜が思ってるとか…

さくらは家族だ。
さくらも真理子さんも2人とも俺にとっては家族。

だから、そんな目で見たことはなかった。

けど、確かに体育大会の場で、きょうだいっていっても腕組んだりとかしてたら華菜にとっちゃイヤかもな。

けど、さくらとこれから先話さずにおくわけにもいかないし…
どうしたらいいんだ?

華菜がおそろしい速さで走り去って行って、で、俺はしばらくボーって考えながら立ってたけど…そのままトボトボと家に戻った。

ら…さくらがキラキラと目を輝かせて玄関に俺を出迎えた。

「直登。今日すごかったよね。2人で協力して勝利勝ち取ったもんねー。」

「あ…うんまあ。」

そのあとご飯をまあ俺1人で食べてたわけだけど、横で座り込んで、真理子さんにしきりに今日の話を嬉しそうに話してる。

「連携うまく行ったのはやっぱりいつも一緒に生活してるからかなぁ?」

とか言い出す始末…

まあ確かにこれじゃあ…華菜も…イヤか…

食べ終わった俺は、手を合わせると席を立った。

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