Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~


「華菜。帰ろ。」

帰り…
放っておいたら先に帰ってしまいそうなので、早めに着替えて部室前で待っていた。

「直登…」

部活中もなんとなく話しにくそうにしていたけど、今もなんとなく話しづらそうにしてる。

いつもは2人して遅めに帰るのだけど、今日はそんなこと言ってられなくて…

まだそこら中に先輩たちもいる。

華菜はチラチラとまわりを気にしてるふうだったけど、かまってられない。

俺と華菜のこれからがかかってるんだから。

「さ、早く。」

そして手を引っ張って歩き出した。

「な、直登…ちょっと待っ…」

「待たない。ちゃんと話したいから。」

まわりはヒューヒュー言ってる人もいたけど、俺は構わず華菜の手を引いて校門を出ると、さすがに人のあまりいない方へ華菜を引っ張っていった。

駅と逆方向に公園がある。

その公園のベンチに俺たちは並んで座った。

< 321 / 343 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop