Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
「さくらと腕くんだりして写真撮ってたのは悪かった。だから、謝る。けど、俺も言わせてほしい。」

「え?」

華菜が俺を見た。

「俺も中條さんと華菜が一緒にいるのを見るのははっきり言ってイヤだ。俺の知らない世界がそこにはあるから。」

「けど…いつも言ってるけどわたしは隆哉のことは…」

「わかってるよ。わかってるけどそれでもムカつくもんはムカつくんだよ。だから、中條さんと華菜が話してた日は俺昨日みたいにガミガミ言うかもしれないけど、多めに見て欲しい。」

「う…うん…」

「で?華菜は?」

「え?」

「華菜も言いたいこと言って。さくらがイヤならちゃんと教えて。」

華菜は困ったような顔をしていたけど、ボソボソと話し始めた。

「イヤじゃないんだよ。でもね…この間直登が熱出した時に…わたし、何もしてあげられなくて…それにひきかえさくらさんは病院連れて行ったりとか…」

は?

「自分が負けてる気がして…昨日勝ちたくて…で.負けて…なんか自分がイヤになってきちゃってさ…」


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