Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
しまった…

こんなこと奥村くんに言っても仕方ないのに…
つい…

「いや…あの…今のは…忘れて…さ…ご飯作ろっ…」

わたしはサッとその場から離れようとした。

「待てよ!」

そしたら奥村くんがわたしの右手をサッと引っ張った。

「そんな顔して言った言葉忘れられるかよ。話せよ。」

「いや、話すことなんてないし…」

こんなこと奥村くんに言ってどうすんのよ。どうにもなんないじゃん…

「おまえの顔…が…俺に聞いてくれって顔…してんだよ。いいから…遠慮なく話せ。」

奥村くんが、わたしをまっすぐ見る瞳はまるで…わたしの固まった心の中を突き刺すようだ。

やだ…怖い…
話したら…閉じ込めてたわたしの感情…溢れて取り返しがつかなく…

「や…無理…だよ…」

「無理じゃねー。俺は聞くまでこの手離さない。」

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