Dear boy,Dear girl~ワケあり男子と秘密の同居生活~
一瞬奥村くんを見たわたしの気が緩んだのかもしれなかった。

「華菜!」

聞きなれた声にはっと我に帰って、バトンをパスした。
スムーズに行ったと思う…

走り終えたあと、思わず2人を目で追った。

接戦だった。

けど…最後に…奥村くんが…ほとんどわからないくらいの差で前に出たみたいで…
うちのチームは負けてしまった…。

あー…
落胆ムードの8組…
それに引き換え、奥村くんのチームは大喜び。

奥村くんが喜んでるのか思わず探して、見つけたけど…特に喜んでる風でもなく…クールにみんなの声援に応えてた…

「華菜…」

聞きなれた声に振り向くと隆哉がいた。
お母さんが亡くなって別れてから久々に話す。


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