ワンルーム・ビターキス
親戚って誰だろう。



思い当たるのは祖母くらいだけど、私に連絡してくるとは思えない。



それに一応電話番号は教えてあるから、わざわざ先生を仲介せずに私にかけてくるはずだし。




プルルルル…




『もしもしぃ〜』


「あ、もしもし。相楽緋和です。お電話いただいたと思うんですけど…」




女の人だ。


その若そうな声に該当する知人はいないからきっと知らないひと。




『あぁ、ヒワちゃんね!!かけ直してくれてありがとう〜』





…待って、私この人知ってる。


いや、知ってるって言っていいのか微妙なラインだけど…





『翠〜まだ〜?』


同じだ。

昨日電話越しに聞いたあの声と。





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