ワンルーム・ビターキス






「___________ん…」





重たい瞼をゆっくりと持ち上げると、真っ暗な部屋にいることだけが分かった。




「うー…頭痛い」




少し体もだるいし、喉も痛い。

風邪かな…





っていうか私、なにしてたんだっけ。





「やっと起きた」



「…え、翠?なんでいるの?」





暗闇に目が慣れた時、ベッドの端に座っている翠を見つけて。


ってあれ、ここ…




「翠の部屋…?」



私の部屋ベッドシーツは薄ピンク。

翠のベッドは真っ白。


このベッドは後者だった。





「…は?お前まさか覚えてないの?」


「え、うん…なんで私ここにいるの?」


「記憶ねえのかよ…」





翠は頭を抱えて大きく深いため息をついた。





< 135 / 153 >

この作品をシェア

pagetop