無気力な幼なじみと同居したら、予想外の溺愛がはじまりました❤︎
「だけどね、いくら考えたって行動しないと何もはじまらないでしょう?お互いを大切にしたいからこそ、あれこれ考えずに素直なきもちをぶつけるべきだと思うわよ?そうすることで、楓莉ちゃんも自分の本当の気持ちに気づけるかもしれない」
「……本当の気持ち」
「そう。それにきっと、李々斗は楓莉ちゃんからの言葉を待ってると思うわ」
ぎゅうっとスカートを握りしめる。
わたしはいつも李々斗のことを振り回してばかりで、わがままで、そんなわたしに、李々斗はいつも笑いかけてくれるんだ。
素直に、真っすぐに。
ごちゃごちゃ考えるのはもうやめよう。わたしが抱えていたドキドキもモヤモヤも全部、ありのまま李々斗に伝えよう。
「ねっ、楓莉ちゃん。お腹空いてるでしょう。ほら、たくさん食べて!」
「りりママ……いっぱいありがとうございます」
「うんうん、いいのよいいのよ」
手作りのおにぎりが、空っぽだった胃袋と、不安だった心になんだかとても沁みた。