無気力な幼なじみと同居したら、予想外の溺愛がはじまりました❤︎
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李々斗のおかあさんといっしょにごはんを食べたのが1時間ほど前のこと。
そのあと、李々斗が部屋に戻る足音が聞こえたけれど、「話が長くなってもいいように先にお風呂に入っちゃったらどうかしら?」と言われたので、わたしも先にお風呂に入った。
お風呂に入っている間も、気を抜いたらすぐに李々斗の顔と、触れた熱がよみがえってしまって、湯船につかりながらひとりでバシャバシャと暴れた。
すぅっと深呼吸をして、隣───李々斗の部屋をノックする。
時刻はすでに22時を過ぎていたけれど、さすがにまだ寝ていないようでドアの隙間からは光が零れていた。
「………、りり。わたしだけど……あのね、話したいことある、から、入ってもいい……?」
返事はなかった。
ちゃんと聞こえているかな。急いだつもりだったけれど、お風呂長くなりすぎちゃったかな。
急いで乾かした髪の毛は、まだほんのり濡れていた。