無気力な幼なじみと同居したら、予想外の溺愛がはじまりました❤︎
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「ぐす…っ、なん、なんですぐ部屋入れてくれなかった……?」
ベッドの上、李々斗の腕の中。
あふれていた涙がようやく収まり、ずずっと鼻水を啜りながら顔を上げてそう聞けば、李々斗は「あー…」と曖昧な返事をした。
あからさまに視線を逸らされる。
どくん、と心臓が揺れた。
何か言えないようなことなのだろうか。
実際、わたしが感情に呑まれて廊下で泣き出したから、李々斗が慌てて中に入れてくれただけだし。
何かやましいこと……おとなの動画とか、だったり、するのかな。
小さい時から一緒に居すぎて焦点を当てることがすくなかったけれど、李々斗も健全な男子高校生なんだもん。
もしそうだとしても、嫌だなんて言っちゃいけないような気がする。
もやもやするけど、でも……
「ばか、ちげーよ」
「…ぬ、」