無気力な幼なじみと同居したら、予想外の溺愛がはじまりました❤︎
わたしたちの気持ちは 一緒だったんだ。
涙も鼻水も出ていることを忘れて、こくこくと頷きながらぎゅうっと李々斗のスウェットにしがみつく。わたしと同じシャンプーの香りがして、それだけで胸がいっぱいになった。
背中に回った大きな手が、やさしくわたしを包み込む。
李々斗の温度だ。匂いだ。安心する。
それでいて、すごく愛おしい。
そっか、これが、そうなのかもしれない。
李々斗のこと考えてドキドキするのも、言葉が上手く伝わらなくて悲しくなるのも、離せなくて寂しくなるのも、全部。
「……いっしょだよ…っ」
わたしたちの気持ちが、同じだったから。
李々斗が少し身体を離して真っ直ぐわたしを見つめる。首がかたむいて、伏し目がちになった。
この距離、この角度。
わたしはもう知っている。
わかりやすく、心臓の音が大きくなった。
李々斗と目が合った。
綺麗な瞳の中で、わたしが揺れている。
「……嫌じゃない?」
「……、ん」
「…そっか」
李々斗がふっと笑みをこぼしてすぐ─────唇が、塞がった。