あなたの左手、 私の右手。
気持ちを立て直した私は、おばあちゃんのケアマネージャーに相談をして一週間のうち1日はショートステイを利用することにした。

仕事が遅くなる日はショートステイを利用する。

朝から夕方までフルタイムでデイサービスを利用して、おばあちゃんが一人で家にいる時間を作らないようにした。

私が仕事ではない時間は、おばあちゃんから離れないようにしよう。

そして仕事も、時間内に終わる努力をして、終わらない分はおばあちゃんがショートステイを利用してホームに泊まる日に合わせて終わらせよう。


立ち止まっている時間はない。
ちゃんと前に進まなきゃ。

焦りながらも、頭の中では冷静にこれからおばあちゃんをどう支えようかと考えていた。
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