あなたの左手、 私の右手。
疲れている先輩が早く帰れるように、私は早足で家の方へ進んだ。

曲がり角で振り返るといつものように先輩は私の方を見つめていてくれた。

背中が温かい。


がんばれる。


私は曲がり角を曲がってから走り出す。

おばあちゃんが帰るまでに終わらせたいことが山ほどある。

気合を入れながら転ばないように前に進んだ。
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