あなたの左手、 私の右手。
その手は朝まで先輩にギュッと握られていた。

大きくて、ごつごつとした力強い手。

この手に守られていることを実感できる。









好きを実感しながら迎えた朝は、いつもよりもまぶしく見えた。

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