子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「紬、どうだった?」

ガチャリとなった音に気が付いて、柊也さんが声をかけながら早足で寄ってくる。
小さく一つ息を吐くと、意を決して結果を伝えた。

「できたみたい。ほら」

赤く浮き出た結果を見せると、柊也さんは電池が切れてしまったかのように、全ての動きを止めた。呼吸すら止めているのかも。

不意にどう思われているのか心配になってくる。
今になって困るって言われたら……



「やったな、紬。よかったな」

ガバッと抱きしめられて、一瞬なにが起こっているのかわからなくなってしまう。
もしかして……すごく喜んでくれてる?

「あっ、悪い。体、大丈夫か?」

「う、うん。大丈夫。とりあえず、明後日には病院に行ってくるね」

「俺も行くから」

「え?」

「妊娠してる可能性が高いのに、一人で行かせるわけないだろ」

「で、でも、仕事が……」

「明後日はうちに来る日だろ?帰りに一緒に行くぞ。あっ、でも立ち仕事は辛いよな……それに、さっきのはたぶん、悪阻だろうし」



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