子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「よし、薬局寄って行くぞ」

このエロ大魔王は、本気でヤルつもりだ。
サァーとつめたい汗が背中を伝っていく。

「つーむーぎ、そこまで怯えられたら、さすがに傷付くわあ。わかった、わかった。本当に紬が無理な時とか、気分が乗らない時はちゃんと我慢する。それに、ヤル時は一回で満足するから」

優しく腰を抱き寄せる柊也さん。
私だって、この発言の3分の1ぐらいは冗談だってわかってる。初めての妊娠に不安になる私を、柊也さんなりに励まそうとする気遣いだって。

〝自由な恋愛を認める契約でしょ〟と、自分からは言えなかった。
〝他で解消してくるなんて、俺には無理〟って柊也さんは言うけれど、彼を束縛する権利なんて、私にはない。


たとえば……

彼が他所で他の女性とそういうことをしてきた時、私はどう思うのだろうか。


そういう約束だったって、平気なふりして笑う?

それとも、〝俺には無理〟って言ったのにってなじる?



「つーむーぎー。拗ねちゃったの?」

甘えるように、私の肩に頭を擦り付けてくる柊也さん。

おかしいなあ……
こんな関係を築くつもりなんてなかったのに……



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