子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「紬、準備できたか?」

2人揃って休日の今日。先日の予告通り、柊也さんは私をどこかへ連れ出すつもりらしい。

「うん」

今日はチェックのチュニックと、暖か素材のスパッツを履いていた。足元はムートンのブーツだ。

「その下のやつ、腹の締め付けとか大丈夫なの?」

彼が指しているのは、どうやら私の履いているスパッツのことらしい。まだお腹はほとんど出てないし、きつさは全く感じない。

「平気だよ」

「そうか。上着をちゃんと着て、体を冷やさないようにな」

「うん」

まるでお母さんみたい。なんて言ったら、どんな目にあわされることやら。
いつのまにか、私の読んでいた妊婦向け雑誌を柊也さんも見ているようで、こうして何かと気にかけてくれる。





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