子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「よし!!」

エプロンの紐をぐっと締め直すと、作業に取りかかっていく。

ゴミの分別はけっこう大変だ。中にはゆすいですらいない容器もある。
この会社に、女性が一人でもいたら違ったんだろうなあと、つい思ってしまった。

ゴミ箱をいくつか用意して、分別を促した方がいいのだろうか……まあ、この惨状からすると無意味かもしれないけれど。


そんなことを考えつつ、とりあえず掃除を終えると、キッチンの入口に今日のメニューを張り出した。

エプロンを新しいものに変えて、早速調理にとりかかる。

まずは炊飯器をセットして、お味噌汁の出汁をとっていく。


オフィスの惨状を見たら、ちゃんとした物を食べて欲しいと思った。
それに加えて、さっきの社員の反応。あの喜びようを見たら、作る方も気合が入るというものだ。




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