子作り契約結婚なのに、エリート社長から夜ごと愛し尽くされました
「紬」

ひとしきり笑い終えると、ふっと穏やかな顔になる柊也さん。

「もうすぐだな、ちび助」

優しい手つきで背中をさすりながら、しみじみと言う柊也さんにコクリと頷く。

「ありがとう。俺に家族を増やしてくれて」

「柊也さん……」

切ない気持ちになって、胸元に頬を擦り寄せた。赤ちゃんの誕生を、柊也さんが心底楽しみにしてくれているのはもちろん知ってる。
想いが通じ合った時、この人に家族を増やしてあげたいと思った。それをこうして叶えられていることが、たまらなく嬉しい。

「またしばらく、紬をとられるんだろうなあ……」

その言い方がおかしくて、思わずくすりと笑った。

「でも、私にとって柊也さんはいつでも一番だよ」

ちらっと見上げれば、嬉しそうな笑みを浮かべる柊也さんがいた。まるで少年のような笑みに、私も嬉しくなる。

「紬……」

ん?と首を傾げる。
私の髪を耳にかけると、そっと顔を近付けてくる柊也さん。




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