アオハルの続きは、大人のキスから


 ヒートアップする叔父を宥めようとすると、誰かが襖を開けて部屋の中に入ってきた。

「おお、俊作か。待っていた」

「え?」

 振り返ると、そこには俊作が立っていた。驚いて目を見開く小鈴に、彼は柔らかくほほ笑んでくる。

 しかし、いつものように兄らしい笑みではない。小鈴を異性として見つめる情熱的なものだった。

 昨夜の俊作も男性らしさを感じたが、今の彼はよりそれを隠しもしない。

「今、小鈴には話したところだ」

「そうですか」

 俊作は小鈴の目の前に正座をし、背筋を伸ばした。

 凜とした雰囲気は、さすがは呉服屋の次期番頭として働いている俊作だ。今日も着物を粋に着こなし、佇まいが素敵である。



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