アオハルの続きは、大人のキスから
思わず噴き出してしまった小鈴に、久遠はジトッとした視線を向けてくる。
その視線を感じつつも素知らぬふりをしていると、女の子の母親が飛んでやってきた。
どうやらトイレに入ったときにはぐれてしまったようで、青ざめながら母親は女の子を探していたようだ。
「本当に、本当にありがとうございました」
何度も頭を下げ続ける母親に、久遠は首を横に振る。
「無事、お二人が再会できて良かったです。お気になさらないでください」
柔らかくほほ笑み、人に安心感を与える。久遠とベリーコンチネンタルで再会した夜も彼はこんな顔をしていた。頼れる大人の男性、それを直に感じて小鈴の胸は高鳴ってしまう。
ホテル側からの謝辞を受けたのち、ようやく席に戻ることができた。
「お母さんがすぐに見つかって良かった!」
「ああ」
温かい紅茶を入れ直してもらって一息ついたあと、小鈴は久遠に問いかけた。