極上御曹司に初めてを捧ぐ~今夜も君を手放せない~
俺の話に彼女は意外そうに言った。
「そうなんですね。滝川さん、夜はずっとホテルで女の人といるイメージですけど、アウトドア系もするんだ。女性同伴じゃないんですか?」
「ないな。お前が想像してるより地味に生活してるよ。滝川も俺も」
昔はともかく今はね。
「いや、車二台も持ってて地味にとは言わないですよ」
語気を強めて反論する梨乃を見て微笑ましく思う。
「最近、よく突っ込み入れるようになったな」
同居前だったら、心の中で思ってはいても遠慮して口に出さなかっただろう。
ここ数日で彼女との距離は縮まったように思う。
俺の家にいる時はスッピンでいることが増えたし、オフィスにいる時のような服ではなく部屋着でまったりしている。
さすがに下着姿ではもうゴロゴロしていないがいい傾向。
だが、梨乃に初めてキスした日以来、彼女には触れていない。
いきなりグイグイ攻めても相手は引くだろうし、まずは俺と一緒にいることが普通なんだって思わせようと思った。
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