極上御曹司に初めてを捧ぐ~今夜も君を手放せない~
「これだ!」
子供のようにはしゃいで箱を手に取り、中を開けてみたら、指輪が入っていた。
驚きで思わず手を口に当てた。
これは……婚約指輪だ。
その指輪は光沢のある流線型のプラチナの台にバラの花のようにダイヤが散りばめられていてとても美しかった。
「綺麗」
「気に入ってくれたようでよかった」
優は甘い笑顔で微笑んで指輪を掴み、私の左手を取って薬指に指輪をはめた。
「梨乃の夫にしてほしい。嫁でもどっちでもいいけど」
彼のプロポーズに目頭が熱くなる。
茶目っ気たっぷりに言う彼が好き。
好きで……好きで堪らない。
一ヶ月前に言われたなら躊躇したかもしれないが、今は違う。
彼が私を愛してくれるから、大事にしてくれるから、もう迷いはなくなった。
彼とずっと一緒にいたい。
結婚したい。
「……はい。私をお嫁さんにしてください」
涙ぐみながら返事をすると、優は「喜んで」と返事をして私に口付けた。
互いに好きだという思いがシンクロして、キスは激しくなり、優が私を抱き上げて寝室へ運ぶ。
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