私の彼は新米悪魔
『落としました。』

『嘘をつけ。お前は雇い主に同情したな。』


(ばれてら。)


まずいことになったぜ。


『だって親父様、あの雇い主、子供の病気の回復を願ってたんだが雇い主が死んだら子供は独りぼっちになるんだぜ?親戚もいねーし。病気が治っても独りじゃ可哀想だろ。』




『ルシル。』

親父様は大きく嘆息した。
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