冷徹旦那様との懐妊事情~御曹司は最愛妻への情欲を我慢できない~
「そうよ。お父さんの会社はね奈月の父親のせいで潰れたのよ。だから仕方なく和倉百貨店に入ったけどずっと下っ端扱いだったそうよ。社長の息子だったのにあんたの父親のせいで役職を貰えなんかったのよ。それだけでなくお祖父様たちからの援助も妨害したりとにかくうちの邪魔ばかりして来たの」
それは奈月の知らない話だった。
「それは叔父様に聞いたの?」
「そうよ。お父さんは奈月の父親を恨んでたわ。だから私も伯父様って呼ぶ気はないの。だって事故が無かったら今でも私達の敵だったかもしれないから」
奈月にとっては両親の事故は最大の悲劇だったが、叔父一家は全く違う受け取り方をしていたようだ。
(兄弟の不幸を喜ぶなんてあまりに酷い……でも、そこまで恨んでいたなら事故に叔父さんが関わっていた可能性はあるのかもしれない)
ふと湧いた考えだったが、いやそれはないと直ぐに否定する。
高梨夫婦が事故に間違いないと言っていたのだから、叔父の敵意が両親に向いていたのだとしても、あれは偶然起きた不幸だったのだ。
「せっかく邪魔されなくなったのに今度は娘の奈月の存在が障害になるなんて、本当に最悪」
それは奈月の知らない話だった。
「それは叔父様に聞いたの?」
「そうよ。お父さんは奈月の父親を恨んでたわ。だから私も伯父様って呼ぶ気はないの。だって事故が無かったら今でも私達の敵だったかもしれないから」
奈月にとっては両親の事故は最大の悲劇だったが、叔父一家は全く違う受け取り方をしていたようだ。
(兄弟の不幸を喜ぶなんてあまりに酷い……でも、そこまで恨んでいたなら事故に叔父さんが関わっていた可能性はあるのかもしれない)
ふと湧いた考えだったが、いやそれはないと直ぐに否定する。
高梨夫婦が事故に間違いないと言っていたのだから、叔父の敵意が両親に向いていたのだとしても、あれは偶然起きた不幸だったのだ。
「せっかく邪魔されなくなったのに今度は娘の奈月の存在が障害になるなんて、本当に最悪」