涙色の空の下、君のそばでずっと。
*一輝side


はぁーーーーーーー。

ヤバいだろ、今の。

風呂上がりのなの。普通にやばい。


「あぁ、考えるのやめよ」


風呂を上がり、なののいるところへ向かった。



そこには、



「寝てんじゃん」



規則正しく、スースーと寝息を立てて眠っているなのが。



ったく無防備すぎるだろ。


そっとなのに近づく。



風呂上がりでほんのりピンクに染まった頬、


透き通るほど肌が白く綺麗でさらさらの黒髪が似合っている。


血色がよくさくらんぼのような唇。


唇にカサブタができている。


自分を大切にしろよ…。



無意識に手が伸び、頭を撫でる。



泣きじゃくってたしな、疲れたんだろう。



「今日は泊まらせるか」

無理やり起こすのも可哀想だし。



なのを部屋まで運び、ベッドに寝かせる。



おやすみと電気を消し、リビングのソファで寝ることに。



今日のなのを思い出す。今にも壊れてしまいそうだった。



自分の胸の中で泣くなのはこのまま消えちゃうんじゃないかってくらい小さかく、脆かった。



明日日曜日だしちゃんと話を聞こう。




そう決心し、眠りについた____。

< 36 / 57 >

この作品をシェア

pagetop