涙色の空の下、君のそばでずっと。
教室のドアをガラッと開けると、




「なのおおおおおおおおおおお!」



とみーちゃんが私の元へ走ってきた。



「朝からよくそんなハイテンションでいられるな」


「かずきは黙ってて!なの借りるわね!」


かずを置いていき、私の腕を引っ張りトイレに連れて行かれた。



みーちゃんははぁーっと息を着くと、




「ゆっくりでいいから説明して欲しい」


と優しく言った。



私は全てを話した。


クリスマスイブの日の出来事。

かずの家に泊まらせてもらったこと。

まだ先輩が好きってこと。

全てを話終えると、


「そっか、まだ好きなのね。よしよし」


「うん、話聞いてくれてありがとう」


「いやいや、てか先輩殴ってもいいかしら?ムカつく!」



「え!?」



いやいや!その綺麗なお顔でそんな物騒なこと言わないで!



「私にはまだ先輩のことが好きっていう気持ち分からないんだけど…もちろん応援するけど」


うん、もちろんいつか諦めるよ?

今はもう少し好きでいさせてほしい…。


もう少しだけ。




「にしてもなぁ」

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