涙色の空の下、君のそばでずっと。
それが、かずの唇と理解するのに時間はあまりかからなかった。
自分の唇が熱を帯びてるように熱い。頭がぼーっとしてて何も考えられない。
さっきよりも鼓動が速くなり、かずに聞こえてるんじゃないかってくらい大きな音で鳴っていた。
なんで………?
どうしてキスなんか……。
理由が分からず困惑する。
「かずどうし…」
言い終わる前に再度唇を吸い付くように重ねてきた。
今度は深く、何度も角度を変えながら。
「…はぁ…っ」
息が続かない…酸欠になりそう。頭がクラクラする。
それでもかずはやめてくれない。
涙が溢れ出てくる。
「…はな…っして……!」
どうしてこんなこと……!