【極上の結婚シリーズ】ママになっても、御曹司に赤ちゃんごと包み愛されています
両手首を押さえつけられ、顔を背けてもいっちゃんの唇が追いかけてくる。何度も強引に口づけられ、胸が甘苦しさに締めつけられた。

どうしていっちゃんが今こんなことをするのかわからない。

「莉帆が本音を言うまでやめない。自分を偽る言葉なら、口にさせない。俺が一生塞いでやる」

「……っ、んん……っ」

唇を抉じ開けて、いっちゃんの舌が侵入してきた。根元から舌を搦め取られ、肌が粟立つ。

いっちゃんは本気だ。私が正直な気持ちを明かさなければキスは終わらない。

濃密な口づけの合間に、いっちゃんは掠れた声で囁く。

「頼む。これ以上俺に嘘をつかないでくれ」

私を追い詰めているいっちゃんのほうが、責め苦を受けているみたいだった。

私はそれに、身を引き裂かれるような痛みを感じる。

いっちゃんにこんな乱暴をさせるほど、私は彼を傷つけているのだ。

「……ぅ……っ」

私は耐え切れず、嗚咽が漏れた。

「莉帆……?」

ぽろぽろ涙をこぼす私の瞳を、いっちゃんは一途に見つめる。

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