【極上の結婚シリーズ】ママになっても、御曹司に赤ちゃんごと包み愛されています
「莉帆ちゃんはどうかね? わしは莉帆ちゃんと養子縁組し、いずれ財産のすべてを相続してもらいたいと思っているよ」

おじいちゃんは私の気持ちを確認した。

「身に余るお言葉で、今はまだどうお答えしていいのかわかりません……。でも、おじいちゃんは本当にそれでいいんですか?」

「言っただろう。わしは莉帆ちゃんにいつか恩返しすると」

「……おじいちゃん……」

私は胸がいっぱいになり、声を震わせた。

ずっと親身に相談に乗ってくれていただけでも十分だったのに、こうして手を差し伸べてくれるなんて、感謝してもしきれない。

「あとはそちらの家族で話し合ってください」とおじいちゃんは言い残し、席を立つ。

茶室には、私たち五人だけになった。

おじいちゃんの提案を、犀川家はどう思っているのだろう。

「まさか莉帆と盛宮さんがそんな仲だったなんてな……。でも俺は莉帆がどういう選択をしようが、決意は変わらないから」

いっちゃんは私と泉にまっすぐな眼差しを向けた。

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